アマデウスロス
松本幸四郎主演 ジャニーズWEST桐山照史出演 舞台 アマデウス
照史くんファン全開でモーツァルト照史&その他出演者さんの感想を書きたいと思います。
思うがまま書きなぐったらめちゃくちゃ長くなった(笑)
多分読むのがしんどいと思います。すみません。
まとめるの苦手(笑)
映画アマデウスが好きだったっていうのは前のブログでも書きましたが、だからこそ照史くんがモーツァルトと聞いて、すごい!うれしい!っていう気持ちもあったけれど、同時に
『めちゃくちゃ難しい役だけど、大丈夫かな』
とはちょっと思った。ちょっとだけね。
一番心配だったのは、モーツァルトの下品さ。
演技がうまければうまいほど、照史くん自体も下品だと思われるんじゃないかなって。
でも、もちろん照史くんだからきっと心配ないだろうという気持ちもあった。
初日の幕が開き、私はモーツァルトのとりこだった。
可愛い。なにあれ。
うざい。なにあれ。
笑い方が映画そのまんま。
え、笑い方はあれじゃないとだめなの???(笑)
下品なんだけど、全然下品じゃなかった。
そこはかとなく漂う品の良さ。
モーツァルトはなんだかんだボンボンなんだよな。って。
映画は下品な人だったけど、照史くんのモーツァルトは子供。
小6。
風さんが言ってた
『あの明るさ!気取りのなさ!』
あ~照史くんそのものだ!って思った。
本当に持っている資質が似ていた。
その場をぱっと明るくする力があって、サービス精神旺盛でそこにいれば場が華やかになる。
自信満々に振舞っていても、明るさの裏にちょっとした影が見える。
完璧に照史くん!
病んでうつろな目で窓の外をみるモーツァルトなんて、ああ、この顔見たことあるわ!ってなる(笑)
あそこまでひどくないけど(笑)
でも、モーツァルトは照史くんと違って、空気読めないし、人が求めていることがそこまで良くわかってない。
そこが大きな違いだね。
照史くんがモーツァルトじゃなく照史くんで良かった。
照史くんって演じている間は照史くんそのものの『素』がちょっと変わってしまうところがあると思っていて。
だからモーツァルト全開で出演した生放送のラジオ『レコメン』まじでうざかった(笑)
あ~こんな人がそばにいたら、そらしんどいわ。
皆離れていくわ。
コンスタンチェまじで尊敬するわ。
って思った(笑)
アマデウスは大好きだし、モーツァルトを演じる照史くんすきだけど、、、
照史くん早く帰ってきて(泣)ってなった(笑)
サービス精神といえば、モーツァルトがサリエーリの曲を編曲しちゃった時、モーツァルトが立ってピアノ弾くんだけど、その弾く前にサリエーリの顔をちらって見ながら『喜んでくれるかな!』みたいないたずら笑顔になるのが、たまらなく可愛くて!
サリエーリが『もう行かないと』って言った瞬間、寂しそうな顔して口尖らせて『なんで?あなたも何か編曲試してみたら?』って遊んで!遊んで!ってお前はワンコか!みたいな。
もう可愛い。可愛い。可愛い。
きっと、サリエーリが思っているより、モーツァルトはサリエーリの曲を認めていたし、サリエーリのこと好きだったと思うよ!!!
アマデウスには照史くん以外にも私の好みの役者さんがたくさんいらっしゃって楽しかった。
まずは、監督閣下!
なんなの?きっと仲良しだよね。照史くんと立川さん。知らないけど(笑)
立川三貴さんの存在感大好き~!!!
台詞まわしがすごくコミカルで!
『なぜドイツ語。なのだっ?』
『イタ~リア語だけだっ』
て最後に小さい『っ』が入る感じ!歌うような台詞回し。
皇帝挟んでモーツァルトとワタワタするところとか、
いいえ、はい、の後に『はい』ってものすごい低い声で言いながら去っていったり(笑)
『ばばばばバレエをなぁぁぁ うふふふふふふふ』
まさに悪代官(笑)最高。
モーツァルトに酔っ払って絡まれたときも、ピアノの横無駄にくるくる回って踊りながら去っていったり。
いや、どれだけシーンに動き増やすねん!ほしがりすぎやろ!(ほめてます)
ちなみにそのときのモーツァルト『何してんの?』ってつっこむんだけど、酔っ払ってるから舌足らずの甘えた声なのが可愛くて可愛くて。
監督閣下ありがとう。
大好きでした!
侍従長閣下外山誠二さんの可愛さにも癒された~
侍従長閣下は皇帝への挨拶がとてもきれいで、
ものすごく腰が低くて、まっすぐ手を伸ばして、
凛としてすごくうれしそうにニコニコしながら皇帝を迎え入れるの!
はぁ、、、こんな人に皇帝の悪口言っちゃだめだって!まじでモーツァルトさんよぉ!
侍従長の何が好きって歩き方ね!
なんか効果音出てるよね(笑)
特に怒ってはけるときとか『ぷんすか!ぷんすか!』って音が聞こえる(笑)
なんやろ。足音もなくてすごく優雅なんだけど、その足捌きの軽やかさがすごくコミカルで、いとしい。
なんか手塚治虫の漫画に出てきそう。
小さい雲出しながら歩いてる感じ!(伝わるかな?)
皇帝大好きな好々爺って感じで最高!
あと好きなのは夫人の召使いの世古陽丸さん!
この人も照史くんと仲良さそう!なんかかすかにアドリブ入れてくる感じが(笑)
なんかその時の3人が楽しそうで好き。
あきれて見せてるけど、以外とこのバカップル気に入ってるんでしょ?
夫人の手前、厳格に見せなきゃいけないから我慢してるけど、
実は好きなんでしょ?って言いたくなる。
『奥様がお呼びですぅ~』
の『すぅ~』の言い方がたまらなく好き。
その日のバカップルに合わせてくるのがすばらしい!!
ダチョウ倶楽部を軽くやったり大げさにやったり(笑)
台詞は多くないんだけど、存在感がすばらしかった!
モーツァルト達が行った後、あきれながら歩く姿と幸四郎さんの『うぇぇぇぇぇ???』みたいなのが重なって、めっちゃ笑えるシーンになってた。
最高。
あと、私も病みモーツァルトにソーセージあーんしたいです。
うらやましい。
幸四郎さん、すごいよね。
ひたすらすごい。
サリエーリ73歳、幸四郎さん75歳。
もう逆転しちゃってるんだよね。びっくり。
老サリエーリのお茶目さがすごく好き。
青年に切り替わるときのさわやかさもすばらしくて。
でも、正直
『もっと若いときに見たかった』
と思ってしまった。
もっとすごかったんだろうな。。。って
今でこんなにすごいんだから、もっと!って。
でも、どなたかの感想で
『以前にもまして若く見える。役者はいくつになっても成長し続けるというのを体現している』
みたいなことを書いていた方がいたので、
やっぱり今でよかったのかと思い直した。
そして何よりコンスタンチェ!
こじはるに始まり、照史くんは過去いろんな人とお付き合いをされてきました。
結婚もしてました。
ゲイだったときもあります。
その中で、コンスタンチェが一番『ニコイチ』感が強いと思った!
守る対象だったり、幼馴染で友達のような夫婦だったり、逆に守られていたり、恋する相手は血のつながらない兄だったり(笑)お見合い相手に一目ぼれして浮かれ果ててたり、いろいろ見てきたけど、、、
コンスタンチェはモーツァルトの半身って感じがした。
未熟だからこそ二人で一人。
そんな感じがして、はしゃいでても、喧嘩してても、二人でいることがとても自然だった。
『パパパの二重唱』
コンスタンチェのほほに手を当てて相手の目だけを見て楽しそうに歌う姿。
ずっとこのままでって祈らずにはいられないシーンだった。
大和田美帆さんは表情が豊かで、愛らしいって言葉がとても似合う。
モーツァルトも声が高かったり低かったりそのときによってころころと変わるけど、それに合わせてコンスタンチェも同じように声が上下する。
それが本当に二人の仲の良さとニコイチ感が強く感じさせた理由かなと思う。
大和田さんのブログを見たけれど、相手を見て演技をする人なんだなっていうのが文章化されていて、だよね!って思った。
凄くバランス感覚のするどい方なんだろうなって思った。
行動も常に可愛くて、初日からコンスタンチェのとりこだったけど、
回を重ねていくとモーツァルトの投げチュウ食べたり、モーツァルトがサリエーリと話している間ピアノの弾くまねをしてみたり、指輪をいじってみたり。
落ち着きのない感じがますますコンスタンチェ!って感じに仕上がってきてずっと見ていて飽きなかった。
衣装もすごく似合っていて、そして個人的に最強にお胸がうらやましかった。
大和田さんがコンスタンチェで本当によかった!
サーヴァントの西村雄正さんがブログに『こんなに仲のいいカンパニーは初めて』って書かれていて、
そんな舞台を見ることが出来て幸せだなぁって心の底から思った。
すごい個性的で役者として確立している重鎮とも呼べる人たちの中に、ジャニーズである若い照史くんが入る。
それがアマデウスという作品の性質と重なり、とてもいい作用になっていて、奇跡的な、運命的な作品になっていると思った。
私は演技をしている姿を見て照史くんのファンになった。
私は桐山照史が世界で一番すばらしい俳優だと思っているし、天才だと思っている。
だから、ジャニーズであるというのは俳優として劣るという意味ではない。
でも、人それぞれの経験から生み出される芝居というものがあって
ジャニーズであるということが、照史くんの演技の構成要素になっているのは間違いないな。
って。
この舞台アマデウスを見て強く強く感じた。
ジャニーズアイドルであること。それが俳優桐山照史にとってこんなにも強力な武器になるなんて。
高麗五郎さんが『歴代モーツァルトの中で桐山君のモーツァルトが一番』と褒めてくださって泣きそうになったと、照史くんがブログに書いていたけど、それがただのお世辞じゃないって信じられるモーツァルトだった。
(でもそれぞれのモーツァルトがきっと常にそのときの一番なんだと思う)
ビューティフル・サンデイを一緒に見てくれた劇団を主宰している友人が
『すごく動ける俳優さんだね。本当にすばらしい!』
ってほめてくれたんだけど、実はその『動ける』って意味がそこまで落ちてなかった。
わかるようなわからないような。。。だった。
それをこのアマデウスを見て思い出した。
『動ける』ってすごい!
もうモーツァルトな照史くんに逢えないのかと思うと、とても寂しいし、
完全にロスだけど、
こんなにすばらしい舞台を見せてくれてありがとうって気持ちで今も溢れている。
趣味は観劇。
そしてジャニヲタになったおかげで、さらに良質な舞台に出会えた。
桐山照史くん。
いつも幸せをありがとう。